若さが爆発的な成功を生む「4つ」の理由。
Facebookのタイムラインで、知人が「若さの特権は何か」という話があがりました。
確かに投資家でも30代よりも20代に投資することが多い世の中、若さはそれだけで価値があります。
世界を変えるような起業家は、その大半が20代で成功していますね。
早くして世界有数の企業を作り上げ、大きな価値を社会に提供しています。
ここで疑問になるのが、なぜ「若さ」なのか、ということです。
若い起業家が投資家から信頼され、大きな資金調達を成功させるのはなぜでしょう。
さらに、世界を変えてしまうようなサービスを生み出しやすいのは、なぜでしょうか。
経験も実績も少ないのに、そこまで信頼感を集める理由は一体何か。
今回は、若さの特権について、分解し、解読していきます。
若さに宿る特権って何? 大きくわけて4つあります。
さて、どうして若さが特権を持つのでしょうか。
経験も知識も、実績も少ないはずなのに、一気に結果を出すことがあるのはなぜでしょう。
実は、若さの特権には大きく分けると4つあることが分かります。
1つ目のアドバンテージは「根拠のない自信」です。
若い時は、なんでも出来ると思うものです。
自分自身が世界を変えるんだ、社会にイノベーションを起こすんだと、根拠もなく信じることができます。
この根拠の無い自信は起業家の突破力を生み出すために、絶対的に必要なものなんです。
人は経験を積み、色々な人に会う度に、自分の小ささを知っていきます。
上には上がいることを知り、明確に大きなことを言い放つことに臆病になっていきます。
ところが若ければ、それが可能になります。
自分が一番すごいことがで出来ると信じることが出来るし、最高に面白いアイディアを実現出来ると信じています。
だからこそ、ためらいなく踏み込むことが可能となり、その桁違いの行動力こそが成功を作っていきます。
自分はやれるんだと信じきる力こそ、間違いなく若さのアドバンテージと言えるでしょう。
2つ目の特権は「無謀と思われるほどの正義感」です。
例えば、世の中に対して納得のいかないことや、見過ごせないことがあったとします。
若さがある内は、こうした納得の行かないことに、勢いよく立ち向かえるものです。
反撃された時の怖さも知りませんし、されても関係ありません。
だからこそ、ダメなことはダメ、世の中はこうすべき、と突き抜けていけます。
これが、経験を重ねてくると、出来るできないを最初に判別してしまうようになります。
例えばこうすべき、と思ったとしても、その過程ですべきことが見えてしまうわけです。
じゃあこれとこれをやって、こうして、え、これ出来るのかな?
出来るか出来ないかという、疑いの思考で壁を作ってしまうのです。
もしかしたら突破出来るかもしれないのに、あえて避けてしまう。
挑戦してみて壁に跳ね返されたら、それを学びにすれば良いはずです。
壁の目の前まで行かなければ分からないことって、たくさんあるんですよね。
目の前まで行って学んだことを、次に活かし、突破すればいいはずです。
それも、初めから出来ないと予測して、二の足を踏んでしまうのですね。
3つめの特権は、守るものがとくに無い、ということです。
これは誰もが言うことですね。
30代になると、急に守るものが増えてきます。
同時に、事業作り以外の雑念も入ってきます。
雑念、と言ったら聞こえが悪いんですが、結婚であったり生活であったり、色々考えます。
両親や家族が年齢を重ね、徐々に向き合う必要が出てくることも理由の1つです。
私も少し前に30代になりました。
ですが、まさか自分が家庭的なことを考えるとは想像していませんでした。
一生、20代の時のテンションと勢いで行くんだろうな、と思っていました。
どうやら自分は想像以上に大人になってしまっていたのかもしれません。
家庭を作ったり、生活を気にしたりと、徐々に守るものが増えてきます。
もし運よく、パートナーに恵まれて、同じ方向を見ていられる人と家庭を作れたら幸運です。
ただ、そうでない場合は、そのまま何かを変えるという意思から離れてしまうことでしょう。
20代の時のポテンシャルを保つなら、パートナーが同じ方向を見てくれることが大切です。
4つめは「今の時代を捉えるアンテナ」です。
自分のスタイルができてくると、時代の流れについていくことが億劫になってきます。
流行りについていけなくなる大人と一緒で、最先端を走る力が失われていきます。
何度も経験を重ねて行くうちに、常にそれらを追わなくても生きていけることに気づきます。
そして、次第に最先端への興味さえ、失ってしまうのです。
ところが若いうちは、見るもの全てが新鮮で、興味はつきません。
それを追っていくだけの体力もあります。
常に今の時代を的確に捉え、新しい技術や思考を駆使して社会のトレンドを作っていきます。
アンテナは広く、新しいことがあれば、興味を持って取り組むことができます。
年齢を重ねれば重ねるほど、こうしたアンテナは徐々に狭まっていくものです。
だからこそ、時代が的確に捉えられなくなります。
若さの特権自体が何かを知れば、いつだって使いこなせる。
これら4つの特権が20代は意識しなくても使えているのです。
「興味や関心に対して自分を信じて動ける力」と言えるでしょうか。
何か信じたもののために、120%の力で突き進めるような環境と意思と体力があるのです。
それは、事業の成功にとっては、最も必要な要素と言っても良いでしょう。
だからこそ、爆発的に事業を成長させる力を持っています。
とは言え、30代以降が20代以前に負けているかと言えば、そうではありません。
若い時に持っていた「爆発力」は忘れているだけです。
無くなってしまった訳ではなく、引き出そうと思えば発揮できるものです。
年代に関係なく若さの特権を使いこなせば、なんの問題ありません。
大抵、30代になると自分が若い時に何を武器としていたのか、思い出せなくなります。
そして「昔はすごかった」とか「すっかり大人しくなって」と言われるようになります。
でも、本人からしてみたら案外、何が変わったのか分からなかったりするんですよね。
若い時から何が変わったかと言えば、今回、分解して導き出した4つです。
それらは、自分にも気づかないままに徐々に失われていくものです。
失ってしまったことさえ、気づかないことも多いのではないでしょうか。
10代、20代の時は、本能のまま突き進むべきです。
自分が正しいと信じたことを、自分を信頼して歩んで行けば良いでしょう。
4つの特権をはじめ、若いからこそ持てる力をフルに使いこなすべきです。
特権を本能的に使いこなせるのは、若いからこそ成せることです。
爆発力や行動力をはじめ、自分自身を全力で信じ切って突き進みましょう。
30代以降は、確かに若さからの爆発力は失うことも多々あります。
ただし、実力という面でレベルアップしています。
知識や経験も豊富になり、人的繋がりも増えていることでしょう。
だからこそ、若さの特権を思い出し、意識的に思い出してみてください。
実力の高さに若さの特権を加えれば、より爆発的な成功は可能になります。
大人でありながら子供のように動けること。
いつになっても、ワクワクを忘れずに、自分を信じ切って困難に立ち向かえること。
若い時に持っていた精神性を持ち続けることが、大切です。
成功し続ける人には、いつだって、どこか少年少女のようなマインドがありますね。
目をキラキラさせて、次の楽しいことを追い求めるような勢いがあります。
行動力や勢い、ビジョンを信じ切って迷いなく動くことは、なかなか難しいものです。
ですが、マインドや精神性を忘れなければ、いつだって爆発的な成功を狙えるでしょう。
事実、筆者の周りには、そんなマインドを持ち続けている人が、何人もいます。
知識や経験は常に上乗せされていくものです。
一方、衰えていくのは、心の問題であり、マインドの在り方です。
心の問題であれば、自分でしっかり意識していけば、取り戻すことだって可能です。
常に、何か新しいことにワクワクする気持ちを持ち続けましょう。
挑戦し続けることを恐れず、自分の可能性を常に信じていきましょう。
何かを成し遂げるチャンスは、皆、年代に関係なく平等に与えられる世の中です。
多少、大げさにでも自分を信じ、ビジョンを信じ、目指すものに向かって突き進みましょう。
その心の在り方と知識、経験の積み重ねが、目標地点にあなたを引っ張り上げてくれるはずです。