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「起業と技術」を修得したら、こんな日々が待っていた。

自分でサービスの開発が出来たらいいな、と思う起業家志望の方はたくさんいると思います。
最初から膨大な資金を持っていない限り、自在にアイディアを形にするのは、難しいものです。
今まさに、技術者の獲得で困っている方も、多いのではないでしょうか。

もし、自分自身で作ることが出来たのなら、こんな悩む必要は無いのに。
実際に形にする段階での悩みは尽きません。

ただ、一方で、技術を修得すると、どれだけのメリットがあるのでしょうか。
多くの時間を使いますし、修得するなら明確な未来をイメージしたいですよね。
修得したはいいものの、役に立たないスキルセットはいくつもあります。
無駄に時間を過ごさないために、得られる未来について、少しお話していきます。

私自身、技術を修得する前から、事業に挑戦していました。
こんなことを実現したい、あんな挑戦をしてみたい。
しかし、技術者が見つからないことで、なかなか前に進めなくなっていました。

そこで、挑戦の幅を広げるために、技術の修得を開始したのです。

修得後、改めて起業の世界に足を踏み入れたのですが、状況が一変。
自分で事業を作る、ということが、圧倒的に「気軽なもの」になったのです。
思いついたら、即座に形にして試せること。
自由に「あったらいいな」を実現し、作り出せること。

自由な挑戦が、ようやく解放された瞬間でした。
技術とは、挑戦の自由を解き放ってくれるものなのだと理解したのです。

初期段階における事業スピードが桁違い

誰かに開発や技術を外注すると、もちろん事業の速度は遅くなります。
無駄なコミュニケーションや、変更の度に積み重なる料金。
とはいえ現代の事業開発には、細かい仮説検証と改善がつきものです。
日々、改善をし続けるから、スピード感を持って成長することができます。
何十回、何百回と繰り返される変更が、外注で耐え切れるはずがありません。

かと言って、初期段階でチームを組むにも、なかなか良い人は見つかりません。
よほど関係性が近しくなければ、当然ながら決して安くはない給与の支払いが発生します。
売り上げが立ってから給与発生、と言って納得してくれる人は少数です。
なぜなら、作れる人はそもそも自分で作ってしまいますし。
こうした過程を経ているうちに、数週間たち、1年たち、なんてこともザラです。

もしも、自分で技術を持ち、速攻で作ることが出来るのであれば。
数週間から年に及ぶ苦悩の時期は、1秒で解決されます。

好きなだけ仮説検証と改善を繰り返すことができます。
支払うのは自分の労力だけで、何度でも挑戦できます。
当然、初期段階における事業開発速度は加速します。
コミュニケーションも発生しないので、意思疎通でロスもしません。

ただ、もちろん大きな資金調達が成功したり、最初から資本がある状態は別です。
圧倒的スキルを持つ人を雇って、速攻で開発してもらった方が高速です。
ですが、よほど納得される事業でなければ、資金調達は成功しません。
資金調達出来るのが早いか、それとも技術を修得した方が早いか。
実際、どちらも同じようなものです。

お金を集められない事業は成功しない、なんて考える人もいるでしょう。
はっきり言って、そんなことはありません。
むしろ、成長する事業は最初、馬鹿馬鹿しいアイディアに見えるものです。
資金調達が圧倒的に難航した超有名事業なんて、無数にあります。
であれば、早めに作って市場で証明した方が早いと私は考えます。

資本や資金が圧倒的にあるケース以外は、自分で開発した方が高速です。
素早くテストを繰り返し、事業可能性を把握することができます。
こうした開発速度の高速化は、事業の発明に圧倒的自由をもたらします。

ノウハウがどんどん蓄積される

自分で仮説を立て、テストして検証、改善を繰り返す。
こうした試行錯誤は、自分自身に多くのノウハウを高速で蓄積します。
試行錯誤を一部でも外注や、第三者に任せきりだと、ノウハウの蓄積が遅くなります。
開発を外注した場合、開発ノウハウは蓄積されません。
試行錯誤そのものを外注してしまえば、当然、事業作りのノウハウが蓄積されません。

実際、組織で事業を作る際にも、極力、外注は使うべきではないと多くの人が語ります。
なぜなら、開発のノウハウが、社内に蓄積されていかないからです。
高速で開発を進める手段や、新しいアルゴリズム、それらを含めた全ての手法。
時間をかけて作っていったのに、ノウハウが蓄積されないのは大きな無駄です。
せっかくなら、自社にノウハウを蓄積させたいですよね。

組織で実行する場合も個人で実行する場合も同じことで、なるべく経験を内部に蓄積すべきです。
ただ、組織の方が基本的に3倍早く、物事を進めることが出来るとも言われます。
速度の違いはあれど、経験を内部に蓄積するという思考は変わりません。
自分自身で開発を行えば、ノウハウがどんどん自分に蓄積されるのです。

こうした経験が蓄積されればされるほど、当然、挑戦も効率化されます。
素早く仮説検証と失敗、改善を繰り返せるようになり、よりスピード感を引き出せます。
以前の失敗を詳しく分析して、次に活かす。
そのサイクルを自分自身、または自社で行えるかが、成功の鍵を握ります。
自分自身で開発が可能となることで、膨大なノウハウを蓄積していけるのです。

限りなく実物に近いプロトタイプを自在に開発できる

最初から、上手く行く事業なんて、ほとんど存在しません。
何度か小さな失敗を繰り返しながら、事業を育てていくことが基本です。

事業の可能性を把握するために、通常、プロトタイプを作ります。
基本的にプロトタイプは、いきなりコードを書くことではなく、現象を確認するために作ります。
例えば、オリエンテーションをしたり、道具を使ってみたり、紙粘土で形を作ってみたり。
なるべく予算をかけずに、立てた仮説を検証します。
いかに、素早くコストをかけずに仮説を検証出来るかがプロトタイプの役割です。

ただ、やはりプロトタイプには実物と乖離があります。
プロトタイプでは良い反応が返ってきたものの、実際に提供したらイマイチだったというケース。
UXやUIにおけるデザインが、実際の想定と乖離していたのかもしれません。
根本的にプロトタイプの想定が間違っていた可能性もあります。
実物とプロトタイプはまた異なるケースが多々あるということです。

ところが、実際に開発出来るとなると別です。

プロトタイプの時点で、限りなく実物に近いプロトタイプが作れます。
どのように試験しようかと考えている間に、簡易版をさっと作ってしまうことが出来ます。
私たちは、クオンカレッジβテストで数々の実験を素早く行うため、あるフレームワークを作りました。
短時間でプロトタイプが作れるよう、最初からある程度完成されている枠組みを作ったのです。

アイディアが生まれたら、即座に実物に近いプロトタイプを開発。
実際に使ってもらって、ユーザーからの反応を収集します。
素早く実物に近いプロトタイプを作り実験することで、事前にリスクを把握します。
また、好印象だった機能やサービスを掘り下げ、ブラッシュアップします。
こうした実物に近い仮説検証を行うことで、より効率的に事業を進めることが可能です。

ユーザーが集まったらネイティブアプリに

起業を望む人が、最初に開発言語を習得するのであれば、ウェブアプリの言語をオススメします。
ウェブアプリは、ブラウザを通して使うアプリケーションです。
広義ではウェブサイトに近いものです。
ネイティブアプリは、スマートフォンを始めとするデバイスに直接ダウンロードして使うものです。

ネイティブアプリ開発を優先して修得すべき、と思う方もいらっしゃるでしょう。
確かに、動作や出来ることは、ネイティブアプリの方が多いことも否めません。
しかし、起業する人の役割は、事業を作ることであって、最終的には開発ではなかったりします。
事業を作る上で、ウェブアプリを作る技術の方が柔軟かつ色々使えるのです。
ウェブアプリを作る技術で、ウェブサイトも、もちろん構築できます。
広告としてウェブサイトを公開し、マーケティングに使えるということです。

おまけに、アプリの公開に申請も審査も必要ありません。

iPhoneアプリであれば、appleの審査がありますし、androidはgoogleの審査があります。
こうした審査を乗り越えることなく、気軽に公開し、素早い実験を繰り返すことが可能です。
事業として形にするには、ウェブアプリの方が網羅的に使えるのです。
ふと思い立った時にささっと作って公開し、仮説検証を回すこと。
そんな小回りの良さが、ウェブアプリの魅力です。

ウェブアプリでも魅力的なアプリであれば、遜色無く使ってもらえます。
確かに、ネイティブアプリの方が使いやすいですが、機能次第であることは間違いありません。
そもそも事業に魅力があれば、ウェブであろうがネイティブであろうが、人は使うのです。
実際、ウェブアプリだけで、膨大なユーザーを集めているサービスも多々あります。

反対に、ウェブアプリでユーザーが集まらない場合、ネイティブアプリでも高確率で難航します。
ウェブアプリでユーザーを集めてしまえば、技術者をリクルート可能なのです。
事業化の兆しが見えてから、ネイティブアプリの技術者をリクルートすればスムーズです。

では、ウェブアプリの開発には、どんなことを学べば良いでしょうか。

具体的にウェブアプリで学ぶべきことは4つです。
まず、HTML5、CSS3、Javascriptを学び、UIを形にする方法を修得します。
しかし、これだけではまだ、ウェブサイトが作れるというだけです。
次に、PythonかRuby、またはPHPあたりを習得しましょう。
バックエンドと呼ばれる言語が、アプリ的な機能実装を可能とします。
また、UIデザイン時のツールとして、PhotoshopとIllustratorを使えると良いです。
上記の言語、およびツールを学び、使いこなすことで、ウェブアプリは開発可能です。

自分のアイディアで起業したい人には、ウェブアプリの開発スキルをオススメします。
究極は、ネイティブアプリ、ウェブアプリ関係なく、全て作れることですけどね。
どちらを先に学ぶべきかという点において、起業視点の方にはウェブをオススメします。

資金調達無しでも食いっぱぐれず、スキルで資金調達できる

技術を修得することで、初期段階で必要な資金を自在に引っ張れます。
必要な資金の分、仕事を引っ張って来れば良いのです。
1日3時間程度、請け負った仕事に費やせば充分です。
さすがに数億をすぐに、というのは無理ですが。
数百万程度であれば、やり方次第で1ヶ月〜半年で獲得できます。
それだけ技術に対するニーズが高く、求められているのです。

私の場合、2社の代理店様と組ませて頂くことで、資金を獲得していました。
平均1日2時間程度を受託仕事にまわすことで、活動資金を獲得できたのです。
加え、自分の事業での収益もあるので、キャッシュフローは安定します。
億円単位で引っ張る段階でなければ、問題ありません。
ましてや初期段階であれば充分な資金が獲得できます。

基本的に初期段階は小さく失敗を繰り返して事業をブラッシュアップします。
莫大な資金は必要ありません。
さらに、自分で作れば資金調達は不要です。
全額、マーケティングや必要な人件費に回すことが出来ます。
作れるというだけで、圧倒的有利に事業作りを進めることが出来るのです。

もちろん食いっぱぐれることはありません。
資金的には余裕を持って、事業開発を進めることが可能です。

しかし、だからこそのデメリットもあることは確かです。
余裕があるからこそ、だらけてしまうケースがあるのです。
受託の仕事量が調整できず、結局、請負だけやってしまうパターンにも陥りかねません。
だからこそ、心を強く持ち、自分を自分で追い込む精神力が必要です。
自己管理が出来なければ、何もなせないまま、時間が経ってしまうでしょう。

世界のどこでも思いついたらさくっと形に

何より技術を習得する最大のメリットは、自由度の高さです。
自由自在に時間も場所も関係なく、ネットさえあれば事業が試せるのです。

例えば南国に遊びに行ったとします。
海でリラックスしながら、パッとアイディアを思いついた時。
もし技術が使えなければ、まず作ってくれる人を探すところから始まるでしょう。
しかし、自分で作ることが出来れば、南国のビーチでもプロジェクトを開始できるのです。
その場で迅速にプロトタイプを作り、事業をスタートすることも可能です。
時間も場所も関係なく即座に試せる、というのは本当に楽しく、ワクワクします。

また、働き方や環境、ワークスタイルという点でも、大きく変化します。
環境は大きく思考を左右し、インスピレーションを与えます。
別の国や環境下だからこそ、発案できることも多々あるでしょう。
実際、海外であるからこそ生まれたプロジェクトは数多くあります。

例えば、ロサンゼルスに行った時のことです。
現地の起業家と話をし、インスピレーションを受けました。

すぐにホテルの戻りサービスを作り始めました。
結果、作った瞬間に他の人に売ることになりました。
取引は即座に成立し、サービスはすぐに購入されました。
もちろん、売らずに自分で運用してもよかったでしょう。

ニューヨークでは、現地の経営者と知り合い、一緒にプロジェクトをやることになりました。
当時はFlashという技術がまだ普及しており、Flashを使ってウェブを作って欲しいとの依頼です。
次の日、すぐにコワーキングスペースに向かい、数時間で仕上げて提供しました。
結果、労力を提供することで、旅費分を稼いで帰国することが出来たのです。
こうした、時間や場所を飛び越えたコラボレーションが技術では起こり得ます。

自分で作れるスキルは、人生に圧倒的自由度を与えてくれました。
経済的な安定だけではなく、数多くのチャンスを掴めるようになったのです。
時間も場所も関係なく、思いついたことを即時、形にしてスタートする。
そんな仕事に対する圧倒的な自由度を、技術が与えてくれたのです。
おまけにウェブやアプリ開発のスキルは世界共通なので、国境を超えて活躍できます。

技術を覚えても、受託だけ受けているのであれば、会社員と変わりません。
受託の時点でサービス業であることは、変わりありません。
クライアントと密にコミュニケーション出来る人が、多く稼ぐことになります。
突然、海外にふらりと行こうものなら、怒られて引き止められるだけです。

しかし、事業が主体であれば話は別です。
どこに行こうが、何に挑戦しようが、自由です。
組織化して大きくなれば別ですが、少なくとも、個人の範囲では自由です。
組織が拡大したとしても、自発的に本当にやりたい事業を拡大するワクワクがあります。
他の何よりもエキサイティングで、心を震わせる挑戦になるでしょう。

このように、即座に事業を形に出来る自由度を、技術が与えてくれます。
事業スキルと合わせ持つことで、圧倒的な自由度を得られる武器になります。
自分で作れなければ、こうした自由は、最小限に留まります。

経済的な自由度が増すだけではなく、圧倒的に挑戦の幅が広がる

技術を修得し、事業を訓練することで、何が最も素晴らしかったか。
それは、経済的な余裕よりも、やりたい仕事を自由に作り出せるということです。
これは、他のどんなメリットよりも、圧倒的に価値を与えてくれたことでした。

速度感を持って何度も試行錯誤し、最良の内容を目指していく。
小刻みな失敗と成功を、自分が望むだけ挑戦できる。
人生の選択肢を一気に広げることができました。
自分一人で始め、ある程度事業化してきたら、誰かを巻き込む。
そして一緒に仲間として、事業を盛り上げていく。
心の底からワクワクする旅路を自在に歩めることが、本当に楽しいのです。

人生には数多くの選択肢があります。
どの選択肢を選べるかは、自分のスキルや知識によります。
数多くを学び、どんな道があるのかを知るだけでは、道は選べません。

鍵のかかったドアが、いつも道の前には存在しています。
通常、ドアを開けるための鍵は、すべて違います。
それぞれ、鍵を開けるためのスキルや知識を修得しなくてはなりません。

ところが技術と事業の組み合わせは、ほとんどのドアを開けるマスターキーなのです。
あらゆる生き方、あらゆる業界へ挑戦を、軒並み可能にしてくれます。
どんな領域にでも、そこに解決すべき問題があればさえ、挑戦出来るのです。

一方で、選べる道が多すぎるために、迷ってしまうこともあるでしょう。
しかし、自分の成し遂げたいビジョンを持つことで、向かうべき方向はわかります。
何を最終的に成し遂げたいかが、道しるべとなるのです。
自分の短期的、そして長期的なゴールが見えていれば、迷うことはありません。

私たちの目の前には、たくさんの選択と道が広がっています。
実力をつけ、本質的なスキルを得ることで、道がひらけます。
結果、自由に挑戦を仕掛けられるのです。
選択肢の自由度を、一気に上げてくれたのが、事業と技術というスキルでした。
それが、事業と技術を学ぶことで得られる、最大のメリットだと感じています。

何度も挑戦をすることで、人は何かを成し遂げます。
ところが、その挑戦には、大きな壁があります。
スキルや資金、仲間、手段や経験。
たくさんの「足りない部分」がアイディアや挑戦を縛り付けます。
成したいことが出来ないもどかしさも生まれるでしょう。

しかし、事業と技術を修得し理解することが、挑戦を解放し、自由にしてくれます。
好きな時に、即座に思い描いた未来を描き始めること。
他の何よりも、挑戦の自由を与えてくれます。
結果、数多くのチャンスをものにし、望んだ未来を実現することが出来るのです。

みなさんは、どんな未来を生きたいですか?
もし、挑戦を自由化し、選択肢のドアを開ける鍵を手にいれたいなら。
ぜひとも、事業と技術を学んでみてください。
その先に用意された未来は、これまでの人生と異なる色を見せてくれます。
全ての世界が、まったく別の世界に見えてくることでしょう。

ワクワクする人生と選択肢を、共に歩んでいきましょう。
みなさんと一緒に挑戦していける日を、楽しみにしています。

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